株式会社新日本精機

- ダイカスト金型、精密鋳造金型の設計製造および、それに付属する開発業務。

- 2007年

- 受注から出荷までの発注・仕入情報を管理。部材構成作成機能、工程管理機能、原価積算機能を有し、製品単位での情報共有と各種分析にデータ活用。

- http://www.orange.ne.jp/~sns/

技術部門でのコスト意識の高まりをきっかけに、検討するようになりました。
金型製作では製品の完成までに多大な工程を経るため、工程ごとの無駄の排除や原価・加工費のコスト管理は行われていましたが、製品全体のコストや利益は総務で集計するまで分かりませんでした。
その集計自体も担当者が手書きの台帳により行っていたため、結果が見えるまでに時間がかかります。
情報の一元管理と、事務作業の効率化を目的にシステム導入を進めることにしたのです。
とはいえ、当社では大掛かりなシステム導入は初めてだったため、比較検討をする必要があるとコンペで委託先を選ぶことにしました。声を掛けたのは3社で、金型メーカー関連のシステム会社A社、大手メーカー系列のB社、そしてイー・ゲートです。
そもそも生産管理システムを使っていなかった当社には検討当初、やりたいことは明確でしたがシステムのイメージも予算感もありません。 そのためまずは3社それぞれに目的や要望を伝え、提案をいただくことにしました。
コンペではありますが、その提案内容はシステムの導入手法自体が大きく違いました。 A社は自社開発のオリジナルシステムの提案です。金型関連システムの納入実績があるため、私たちの業界ならではの悩みを共有できました。 イー・ゲートは生産管理の標準システムを当社に合わせてカスタマイズする、セミカスタムという導入手法です。 B社は既存パッケージソフトの導入提案でしたが、見積金額が想定以上ですぐに検討対象から外しました。
最終的にA社とイー・ゲートで比較検討をしました。 決定理由は将来への適応性・可能性の高さです。 例えばA社のオリジナルシステムは利用に専用端末が必要なため、社員数や業容の拡大に合わせて端末数を増やす際、拡張にもまとまった費用が必要になります。対してイー・ゲートのシステムはネット経由で利用する仕組みのため、拡張の費用や工期などはほとんど必要ありません。
また、イー・ゲートの見積内容は明確で分かりやすく、今後新たな機能を付加する際の予算も、導入時に掴めていたというのも決め手になりました。イー・ゲートは金型業界への納入実績はありませんでしたが、当社の要望に対する提案が豊富で対応も早く、仕様書などの資料が丁寧で分かりやすかったため、安心して依頼を決めることができました。
製品単位のトータルコストを現場で即時に確認でき、しかも全員が同じ情報を共有できるようになった効果は大きなものです。経営者や管理職がさまざまな判断をするスピードも上がりますし、現場では調べたり集計したりする手間や時間が大幅に削減されました。 無駄や問題点の発見というコスト削減に役立っているのはもちろんですが、製品ごとに生産工程が違う金型製作において、製品単位の製造フロー・仕様を確認する工程管理システムの役割も果たしています。
自分たちの要望や、実現したいことを明確に持つことではないでしょうか。 私たちは初めてのシステム導入でしたが、要望を伝えて提案を受けた後、その提案書をベースに自分たちの業務フローを書き、必要な機能などを洗い出して再度要望として伝えました。 また導入を決めた以上は、現場へのシステムの浸透に全社で取り組むことが重要です。当社ではトータルで3カ月ほどかけ、切り替え時の2カ月は今までの方法と新システムの利用を併用するなど慎重に取り組みましたが、それだけの成果は出ていると思います。










